ユニフレームといえば、珍しい 6インチサイズのダッチオーブン。薪ストーブ料理に丁度のサイズで大活躍してきました。そんな事もあり、ユニフレームのクッカーは前から気にはなってました。
最近、UCOの新しい焚き火台を買ったので、焚き火調理の興味が高まる中、あるYouTuber さんが、焚き火で使ってる鍋を見て、吊るしてみたくなったわけです。
それでは、他のクッカーとのスタッキングなども考えながらレビューしていきます。
ユニフレーム 焚き火鍋のサイズについて
さて、この鍋ですが、大中小とあり、大が30cm、中が26cm(4.5L)、18cm(1.7L 540g) となってるので、二人以上なら26cmが必要。18cmは形状的に一人で丁度なサイズ。中小は蓋を入れてもスタックできる仕様。
いつものキャンプ料理を考えると、二人以上の場合、ビリーコッヘル4.5Lを使う(普通の料理の感覚だと2.5Lは小さく感じる)事が多いので 26cmの鍋は必要。またトランギアのビリーコッヘル4.5Lは大きさの割に軽いので、中にそれなりの水やスープで重さがないと、パンが風で飛ばされてしまった経験もあり、風が強い日はある程度重さがあってもいい。
今回は焚き火で料理する鍋だし、風で飛ばない2〜3人に対応できる鍋が前提。では26cm鍋はソロキャンプでどうなのかというと、多分大き過ぎて使いにくい。18cmくらいが手頃なサイズなはず。
となると、二つの鍋がスタッキングできるなら収納には大きな影響はない。ということで、両方買ってしまいました。
早速開封。18cmの方です。

26cmも同じような箱に入ってきます。まずは重ねてみるとこんな感じ。ツルがあるから真ん中には入らない設計なんでしょう。しかし、かなり容量が違います。

中は小を入れても蓋ができますが、大は中を入れると蓋が出来ないとか。要確認です。
焚き火鍋のコンセプトは、普段は重ねて収納しておき、ソロキャンプの時は18cmを持ち出す。そのために、今回はそれぞれ8インチと10インチのダッチオーブンケースを購入しました。
収納袋について
10インチはキャンピングムーンの安価なケースです。
キャンピングムーンの袋は円形デザインでサイズも余裕があります。

そして8インチは、ユニフレームの純正が良さそうだったので一緒に購入しました。

これが思いのほか良さそう。焚き火鍋だけ入れましたが、かなり余裕。帆布でカッコ良く、トップがメッシュで口を締められ、物が飛び出ないのが良い。焚き火鍋を使わない時でも、別用途で重宝しそうです。
これは物凄く使えるかも知れないので、機会があれば改めてレビューすることにします。
焚き火鍋(小)スタッキング
焚き火鍋ですが、基本的にソロキャンプ用、複数キャンプ用、いずれのクッカーセットでも焚き火で活躍する一番大きな鍋の位置付けになるはずですが、形状が複雑でスタッキングには効率が悪そう。18cmのソロキャンプ仕様は、サイズ的にはストームクッカーSとの組み合わせが良さそうです。
丁度トランギアのストームクッカーSがあったので重ねてみました。

段差にはまり安定感は抜群。

トランギアを止めてるセリアのシリコンバンドにユニフレームの蓋がピッタリ。鍋のつるは引っかかりました。
因みに、ビリーコッヘル2.5に焚き火鍋を入れるとピッタリ入ります。

でも惜しい。焚き火鍋のつるの根元がひっかかりビリーコッヘルのフタが閉まりません。

あまり意味がなさそうです。
次にトランギアミニセットとの組み合わせです。すっぽり入るようです。

入りますが木蓋が少し浮きます。

ULキャンプではないのですが、トランギアミニの中にはエバニューのULやアルストが入ってるので、テント内ではアルストやガスバーナーを使い、簡単な朝食やお湯沸かしたりはできるので、これで十分かもしれません。まさに焚き火で鍋が料理のメイン。トランギアミニで炊飯すればOK。鍋で雑炊も美味しそう。
一番ピッタリしたのは、今お気に入りの「雪平鍋 取手無し」です。サイズは18cmです。

その雪平鍋と焚き火鍋を重ねると座りがいい。

ただ、上下が逆であれば、つるを持てるのでいいが、無理に重ねなくてもいい感じがします。
しっかりした、焚き火用のクッカーセットを考えており、フライパンセットと組み合わせるとすでにパーフェクト。また、中尾アルミは1.5cm 刻みで 16.5cm、15cm があるので、中に入れる鍋の追加も可能です。

フライパンやトレーのオリジナルセットですが、下から、ロゴスFDアルミパン、エバニューアルミパンHD 20、中尾アルミ雪平鍋18(見えませんが中に)、トランギア アルミプレート3枚。これが、ストームクッカーのロールバッグに入ります。
焚き火鍋(中)スタッキング
一方、26cmの鍋は、ビリーコッヘル2.5が丁度入るくらい。

重ねて持ちやすいしいい感じです。

ただフタは乗っかる程度なので別に収容が必要です。

ストームクッカーSが中に入ってるのを忘れてました。ストームクッカーSの直径は余裕ありますが、高さが高いので、フタは少し浮きます。

2人以上の場合、ストームクッカーのクッカーだとL/Sにかかわらず、大きな鍋が一つ欲しくなるのでいいかも。料理が多い場合ビリーコッヘル2.5もあると便利。例えば、鍋で何か作りながら、パスタを茹でたりする場合など。ストームクッカーSだけと結果的にあまり変わらないですし。
ただ、ストームクッカーのフライパンはテフロンなので焚き火では使いたくないし、何より浅くて小さく使い難い。焚き火で気にせず使えるフライパンは必要。お皿はいつもトランギアのアルミプレートを使うので、結局フライパンセット(雪平鍋も入ってる)を持って行く事になります。
ブイヤベースを作る
ということで、ソトメシできず我慢できないので、小さい鍋でブイヤベースを作ります。2人分想定で。
材料は、冷凍のシーフードミックス、199円のイナダのあら、タマネギ、セロリなど(ガーリックとトマトがなかった)。

一応蓋を乗せてみました。

最後に乾麺のスパゲッティを茹でて、食べるときに器に入れて食べましたが、スープの水分が多く味が薄味だったのでパスタとしては今ひとつ。パスタは炒めて調整してからスープに入れた方がよかったのかもしれません。量ですが、流石に溢れんばかりの量ですから2人でも十分。1回で食べ切るなら2人でも小サイズでもいけそうです。
結論
結論的に、焚き火鍋でのクッカーセットは、鍋の形状が難しく、木蓋もかさばり効率的にスタックできないので。単体で持って行くのがいいようです。
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