カリンシア ディフェンス4L(Carinthia Defense4L)着弾!& レビュー & Defense1と比較

アウトドア

Defense1よりかなり大きいです

ついに購入してしまいました。冬用の寝袋です。長年お世話になったダウン寝袋さんご苦労でした。といっても Defense1 がレギュラーなので完全にカリンシアで統一です。

近年のテクノロジーの進化に期待して、昨年初めて化繊のシュラフを使ってみました。本来の撥水性能だとかは体験してませんが(最近ブランケットをかけるので結露フリーなのです)、寝心地や携帯性など気に入ったので、一回り大きいディフェンス4 の Lサイズにしました。

よく書き込みで L は日本人には大き過ぎるとか書かれてますが、人によると思います。ディフェンス1 の経験では、Mだと枕を入れると顔周りがきつく、足元も特別広いわけではありません。ダウンジャケットを着込んだりする場合もう少し余裕が欲しく、中で携帯を見れる距離が保てるといいです。(そもそもDefense1で冬過ごすのが間違いなのですが)

仕様

それぞれのサイズは

■Defense1

【Sサイズ】
サイズ:
・使用時:約縦200cm×横78cm×55cm
・収納時(圧縮時):約20 x 28 cm
適応身長:175cmまで 
重さ:1000g

【Mサイズ】
サイズ:
・使用時:約縦215cm×横83cm×57cm
・収納時(圧縮時):約20 x 28 cm
適応身長:185cmまで 
重さ:1050g

【Lサイズ】
サイズ:
・使用時:約縦230cm×横85cm×60cm
・収納時(圧縮時):約20 x 28 cm
適応身長:195cmまで 
重さ:1,200g

■Defense4

【Sサイズ175】
サイズ:
・使用時:約200cm×横78cm×足元55cm  
・収納時:約25×45 cm (圧縮時):約25x 38 cm 
適応身長:175cmまで
重さ:約1750g


【Mサイズ185】
サイズ:
・使用時:縦約215cm×横83cm×足元57cm
・収納時:約25×45 cm (圧縮時):約25x 38 cm 
適応身長:185cmまで
重さ:約1850g

【Lサイズ200】
サイズ:
・使用時:縦約230cm×横87cm×足元60cm
・収納時:約25×45 cm (圧縮時):約25x 38 cm 
適応身長:190cmまで
重さ:約2000g

■Defense6

【Mサイズ】
サイズ:
・使用時:縦215cm×横85cm×60cm
・収納時(圧縮時):25x 45 cm
適応身長:185cmまで
重さ:2800g

【Lサイズ】
サイズ:
・使用時:縦230cm×横85cm×60
・収納時(圧縮時):25x 45 cm 
適応身長:195cmまで
重さ:2,900g

仕様だけで比べるとDefense1とDefense4は重さが倍違うんですね。暖かさも倍はないにせよ、ますます期待してしまいます。

製品チェックとレビュー

とりあえず袋から出してみます。

Defense1 ではなかった?蓋が袋に付いてます。Defense1 に慣れてるせいか、ボリュームがあり暖かそう。

顔周りがクローズされてますが、これが通常な状態なのか、紐もあまり余裕はありません。顔を出したい場合はジッパーを開ける必要があります。

首元のベルクロを外すとジッパーが見えてきます。ど真ん中にあるセンタージッパーです。

しっかりしたジッパーで、何よりも滑りがいいです。縫製的にも生地を噛まないような設計です。これはDefense1 でも同じで、ストレスを感じたことはありません。

外で体験してみる

残念ながらキャンプには行けず我慢できないので、ベランダで試すことにしました(自分でも何をやってるんだろう)。

外の温度は4度とさほど寒くありませんが、洋服はフリースの上下で、中はTシャツです。足は普通の靴下を履いてる状態です。

下はコンクリートなので冷え切ってます。そのままでと思ったのですが、一応サーマレストのリッジレストを下に敷きました。(厚みとかは気にならないけど、幅が狭く両腕がはみ出すのは嫌な感じです)

こんな感じで、中に入って試してみます。

まずサイズですが、長さはありますが広さは丁度良いサイズ。長ければ、ピーンと延びて足元が余り過ぎてるより、たぐり寄せてギャザーを寄せた方が余裕もあり暖かい感じがします。枕はサーマレストの小を使ってますが、カリンシアのLサイズでも、中に入れて使うと頭の辺りが窮屈なので、枕は寝袋の外に出しました。そうすると、丁度シュラフの穴が、鼻と口のあたりに来ます。外から見た感じとは異なり、逆に穴が大きく感じるので、紐を引っ張り更に絞ります。

中からの写真ですが、左手で寝袋を押し上げると、携帯を見れるくらいのスペースを作れますが手が疲れます。たぶん寝袋ごと横になると携帯は見やすいかもしれません。

30分くらい入ってましたが、寝袋の中はかなり暖かく、冷える感じもせず、こんな格好でも汗をかきそうです。足元が気持ち冷えるかも程度です。下からや外気の冷え込みは遮断されており、足元だけ対応しておけば、0度以上であれば問題なさそうでした。Defense1 では寝袋に入った感じで外気温を感じたので明らかに違います。ということで、早々と撤収することにしました。

さすが Defense4 の遮熱・保温性能は違います。中に Defense1 入れたらどうなるんだろう? Defense6 になる?マイナス 10度くらいならありでしょう。

そして最後は袋への収納です。膨らんでるので押し込む必要がありますが、綺麗に入れようとしても入らないので、頑張ってグイグイ入れるしかないですね。

ということで、寒さに強いカリンシアでしたが、使って見て寝る時に、下か横向きに寝る人向きな設計と感じました。私は寝るとき真上を見て寝るので、全閉にするとシュラフが顔に密着してくるので、どうしても空間が欲しくなります。特に両腕を足に向けて伸ばすと空間が無くなるので、タオルや衣類などで空間を作れば快適さは保てると思います。

唯一の難点は、メリットでもあるセンタージッパーなので、インナーが横ジッパーだと少し不便な点でしょう。一般的にはサイドジッパーが多いですから。カリンシア純正のインナーもあるようですが、中が狭くなるのでワンサイズ大きめがいいとか。

ポリコットンライナー カリンシア Carinthia インナーシーツ Defense1 とDefense4 用に快適さを
昨年から愛用しているカリンシアの寝袋。ディフェンス1かディフェンス4とブランケットで大体の環境は対応できます。ジッパーが横ではなく上にあるので、やはり専用のインナーで汗を吸収してもらい、快適な睡眠を追求しましょう。

余談ですが、最近はヒーター付きの製品も増えており、ホットカーペットのようなマットがあります。いざという時は、こんなアシストもありかもしれません。頼り過ぎは危険でしょうけど。

フィールドで使ってみて

後日、3回程フィールドで使いました。3月ともなれば寒さも和らぎ、最低気温も4度から6度程度。寝るまで薪ストーブで暖まってるので地熱も和らぎ、Defense4だと足元以外は暑いくらい(着込み具合で違いますが)。Defense1でも、ブランケットを寝袋に上掛けすれば十分です。ブランケット上掛けは個人的に気に入っており是非お勧めです。

ブランケット効果は、結露も付かず、耐寒温度もかなり違います。足元が冷えるので、お腹から下に掛けるのが丁度良い感じです。ただ、地上高のあるコットだとズレて下に滑り落ちてしまうので、マット直に置くか、ローハイトのコットである必要があります。

来シーズンは、Defense1 と Defense4 の重ね使いのシーンがあるのでしょうか? ディフェンス6相当になるはずですが、そんな使い方も楽しみです。

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