今回はワンティグリスのNorthgaze シルナイロンのレビューです。
テントの設営
当日は天気ですが、台風の影響により風があり、安全をみて30cmのペグにしました。
設営ですが、今回は付属のベグとロープは使いませんでした。
1) まず入り口方向を決めます。
2) 黒い紐が繋がってますが、これがテントの左右の横幅を決めるポジショニングロープ(360cm)で、テントを設営する全体の位置を確認します。黒いポジショニングロープを左右に軽く張った位置に仮にペグダウンして左右の位置を決定します。
3) ポールを立てながら、入口の二箇所を仮にペグダウン。入口と反対側の後方二箇所を仮にペグダウンして前後の位置を決めます。
4) 後は車のタイヤ交換のように対称にペグダウンしながら全体の張り具合を微調整して決めます。
5) 風が強い場合など、さらにしっかり設営するなら、付属の2.5Mガイロープ8本でテント本体から張り地面にペグダウンします。
入口を開けた状態ですが、全体が10角形で、入口3面がポールを使うとキャノピーになる、という便利な仕様。
Rock Fortress と比べた第一印象は、「かなり小さい」でした。特にコットはアメリカのミリタリー仕様の大型コットなので、二台入れると場所がありません。改めてコットのデカさを知りました。
Rock Fortress では、このコット二台に、普通のコットと薪ストーブを設置して三人で寝たことがあります。それに比べると、かなり小さいです。これではメッシュテントにコット入れるのは無理。幸い風もあり、蚊はもういませんでした。
ポールの先端はボールが付いて面で押し付ける感じ。ポールも Rock Fortress の頑丈そうなポールとは異なり、ポール単体 396g(410g 収納袋含む)軽くて径も細いです。
トップのボールに紐を挟んで、そこにLEDをぶら下げてます。
シルナイロンの内側ですが、見た感じ何らかの処理がされてるようです。シルナイロンは、よくシームに何か塗る処理をしないといけないと聞きますが、ワンティグリスの場合は特に指示が無いので大丈夫なんでしょう。
キャノピー機能について
Northgaze の特徴であるキャノピー機能ですが、そんなに大きなものではありませんが、二人であれば斜陽を遮ったり、する程度なら良さそうです。
一方、今回気になった点もありました。
キャノピーとなる三面の両サイドは巻き上げる事ができ、2箇所で止められますが、シルナイロンで滑りやすいのか、ヒダの部分が風が強くなるに連れてバタつく音が非常にうるさかったです。雨も振らなかったので、結局キャノピーを降ろしましたが、洗濯バサミか何かかあると押さえつけるのに便利でしょう。
またサイトの広さにもよりますが、キャノピー両サイドは横方向にガイロープで地面にベグダウンしますが、ロープが長すぎると隣の敷地にはみでてしまうので、1-2Mの短いロープがあれば便利だと思いました。
収納がコンパクトに
前回も紹介したシートゥーサミットのコンプレッションバッグへの収納です。入れる時は滑って少しきついですが、こんなに小さくなりました。絞ればまだ縮みますが、意味がないので。保管時は普通に緩めに入れてます。
丈夫なシルナイロン。丈夫なので薄く作れるのでょう。
シマロンと比べて
ここまできたら、Seak Outside のシマロンと比べてどうなのか?です。
シマロンは、サイズが 183cm(H) x 288cm(W) x 293cm(D)です 。重量は色々な情報がありますが、メーカー公式では総重量は1.6Kgですが、テント本体と収納袋の実測値は1.4Kg らしいです。これに対して Northgaze は、テント本体だけで 1,530g くらい。 Sea To Summit のコンプレッション収納袋が 75g ですから、約1.6Kg くらいです。
これに付属のポールとアルミペグ 12本(ガイライン含まず)が加わりますが、カーボン製で実測で 293g と軽量。Northgaze は 高さが205cm ポール単体 396g(410g 収納袋含む)なので、約 100g 重いことになります。因みに Northgaze のペグ(スチールペグ 18本)、ガイロープ(2.5M 8本)が収納袋に入って 321g でした。
耐水圧は シマロンが 4,000mm 。対して Northgaze が 3,000mm となってます。
細かいところは流石に違うでしょうけど、一応シルナイロンであり、大きさに対する重量、特に価格は4倍弱違う事を考えると、どうでしょう。
ワンティグリスのシルナイロン。触った感じ本体の撥水効果も高そうなので、雨は弾きそう。ソロキャンプでも使えそうなので、Rock Fortress との使い分けが楽しみです。
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