一時ブームになったピコグリル398。ソロキャンプ定番の焚き火台でしたが、あっという間に似たような製品がオンラインショッピングに出回りました。Tokyo Camp も中華製品も、見た感じ同じような製品が溢れてるので、本家ピコグリルが目立たなくなってしまいました。
とはいえ、今まで使った事はなかったのですが、今回「スクーターで行くソロキャンプ」に向けて、「コンパクトで軽量」「ノースフェイスのヒューズボックスに入る焚き火台」が欲しくなり、ピコグリル398タイプの焚き火台を調べました。その結果「キャンピングムーンのソログリル A4(SOLO-A4)」の購入に至りました。
軽量なSolotourのチタン製品にしようか迷いましたが、決め手はキャンピングムーンの「ピコグリル398互換」という文言でした。本当かどうかはさて置き。
開封

箱と中身。布製のバッグでいい感じです。

中身を出してみました。想像で組み立てられます。

五徳が一つ付いてます。何も考えてませんでしたが、DODのお気に入りの五徳がシンデレラフィットでした。左が付属品で、右がDODの五徳。

燃やしてみた
早速ソロキャンプで使ってみました。使った薪は針葉樹です。最初は落ち葉などで控え目にチョロっと燃やしましたが燃え上がらず。少し薪を増してみます。

薪は良さそうな木だったので、上に燃えるように置くと、勢いよく燃え上がりました。

ある程度熾き火を作って調理に移りたいのですが、燃焼が早くて熾き火が溜まりません。

かと言って調理ができないわけではなく、消えそうになると火吹き棒で火をあおり、それと共に灰が消えて行くのを繰り返します。やはり、ある程度の火力をキープする必要がありそうです。
最後は力強く燃え上がり、薪二束のフィナーレを迎えて終了となりました。

翌朝明るくなって見ると、焚き火台の後ろは、吹き飛ばされた灰だらけでした。
使ってみた感想
一言で言うと「非常にレスポンスの良い焚き火台」です。薪を入れるとすぐ火力アップしてくれました。下から上への気流が燃焼を早め、薪の消費も若干早かった印象です。
底板のたわみも、薪を置くと意外と深い事がわかります。熾き火が溜まらないので、早く新しい薪を追加したり、結構忙しい焚き火台です。
ピコグリルとの比較
オリジナルのピコグリルを使ったことが無いので、あくまでも推察になります。
キャンピングムーンの底板は、スリットが多く、それが上昇する空気の流れを作り、燃えやすくしているのかもしれません。一方、穴が多く灰が落ちやすいので、熾き火が溜まりにくいのでしょう。
オリジナルのピコグリルの底板はこんな感じです。
少しスリットが少ないです。中心からスリットが3本、2本、1本と端に近づくにつれて穴が少くなります。
Solotour チタンも見てみます。
ピコグリルを真似たような間隔ですが、スリットの形状が異なり、Solotour が好きなWaveスリットです。何となく熾き火も溜まりそうな感じがします。
Tokyo Campの製品も見てみましょう。
寸法は知りませんが、見た目はピコグリルのほぼ完コピと言ってもいいのでは。あとは実際に使ってみないとわかりません。
価格はピコグリルが圧倒的に高いですが、他とそこまで性能の違いがあるのかわかりません。ULを求めるのであればチタン製。但しフレームはステンレスみたいです。
結論
キャンピングムーンのソログリル A4は、焚き火に求めるものが、メラメラ燃やして火力を楽しむタイプの人に向いてるような気がします。料理というより暖を取ることが主目的。そんなタイプのソロキャンパーにお薦めな焚き火台です。

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