久々のバイクで行くソロキャンプ。しかも125ccのスクーターは今回が初めてです。
スクーターキャンプの準備
昔よりも焚き火やらタープやら、ソロキャンプの道具が増え過ぎです。とにかく荷物が重い。昔のライトはヘッドランブ頼りで、コールマンのシングルバーナーにシンプルなクッカーとは違って、あれやこれや、やることが多過ぎです。例えば焚き火道具なんて持って行くこと無かったですから。
とりあえず、60Lの防水バッグを購入して何とか荷物を積んで出発です。今回は不便なキャンプ場なので、色々対応できるように、テント、タープ、コット、蚊帳、トランギア ストームクッカーS、テーブル、チェア、カリンシア ディフェンス1、インナーシーツ、焚き火台、火バサミ、ランタン、燃料、食材など。大荷物となりました。
筑波山が見えてきた
出発して2時間は経過して、筑波学園都市に入ると筑波山が見えてきました。
筑波山を左側に回り込むように進みます。
山も大きくなり目的地までもう少し。真壁に入るとトライアルコースが懐かしい。昔は七輪囲んでトランポで前泊したのを思い出します。筑波山もバイクで入って遊んだなあ。
そろそろコンビニで冷えた飲物や氷を調達します。右側にあるセブンイレブンが最後のコンビニでした。左側には小さなスーパーもありました。
しばらく走ると「筑波高原キャンプ場」の看板が見えますので右折。あとは看板を見逃さないように進みます。狭いクネクネした道をひたすら上がり、途中看板を左折してダートをしばらく進むと駐車場が見え、管理棟に到着します。
筑波高原キャンプ場
まずは管理棟でお金を払い、場内の説明を聞きます。そして荷揚げです。ここから先は歩きで急勾配な坂を上がり、階段のあるハイキング道に入ります。重い荷物を持って上がるのはかなり厳しく、写真どこではなかったです。管理人さんによると、4段ある中、下から2段目から上は景色がいいらしいですが、2段目まで上がるのが精一杯。とてもじゃないけど上まで行く余裕はなかったけど、ちょうど木の下のいいポジションがあり、ここに決定です。
まずはイスを組み立て休憩。ついでに冷たいうちにビールです。
外は暑いのだが天然タープが最高。
一息ついてから設営です。今回はタープにコット泊を目指します。片側は木を利用して反対はポールを立てます。失敗は岩から作ったBBQテーブルとイスがあるエリアで下も岩盤(写真右側)。ポールを固定するペグを打てる場所が限られ、かろうじて斜めに張りました。
フラップも辛うじてポールを支えてるだけなので、雨風が厳しくなれば、地面にペグダウンする予定です。
このキャンプ地の下は岩盤なのでしょう。30cmのペグが入る感じはしませんでした。
ここは管理人さんが常時いないので15:00でチェックイン終了。バイクのソロキャンパーが多く、夕方には皆さん設営も終わってました。
近くに水道がありますが、ただ沢の水らしく飲むならフィルター通すか、沸かす必要があります。慣れてるキャンパーさんは普通に使ってましたが、最近疲れてるので飲水は飲料水を持参。簡単に水洗いしたりは問題なく便利でした。
ひぐらしが鳴きだす夕方になると、遠くでゴロゴロ聞こえ、風も少し出てきました。雨に降られる前に焚き火の準備に取り掛かります。雷雨は嫌ですが、風は涼しくていい。景色とセミの鳴き声を聞きながら夏を感じてのんびりです。
さて焚き火も落ち着き、ピュアハンドにも火が灯され、いい感じになったとこで本日の夕飯です。当初の予定では、自家栽培夏野菜のスパイスカレー、もしくはパーゴワークスのNinja焚き火台の下でオーブンする焼きカレーでした。ただ暑いのと、荷物が多いので、道中買物も面倒になり、頭の中では「スパイスカレーでいいや」と思ってたのですが、いざ調理になると肝心な塩コショウとスパイスが入った調味料がありません。しょうがなくご飯だけ炊いて、サバ味噌煮缶と卵かけご飯でお腹は一杯になりました。
火も暮れて心地良い風が吹いて、氷に入れたウイスキーが最高。ボダムのブラスチックグラスだと氷がなかなか溶けないので氷の消費量がかなり減り、クーラーの開閉頻度も少なくなるのでクーラーの温度も保てます。また蓋付きだと温度を保つだけでなく、虫が入らないので、夏場のキャンプには欠かせません。
氷はソフトクーラーでも、中に350ml缶6本入るノベリティーのクーラーバッグにロックアイスだけ袋ごと入れ締めます。外側のクーラーには凍らしたスポーツ飲料とビールを入れ、ソフトクーラーを二重にすると(最近の業界用語でいうカンガルースタイル)、凍らした飲物やビールはなくなっても、小さなクーラーバッグに入れた氷は翌朝まで結構残ってました。残りは溶けた水ごとステンレスボトルに移して飲水に。スクーターの内側に丁度入るので、灼熱の中、停止したときにすぐ飲めます。
薪も終わり、周りも暗く静かになり、ヒュアハンドの灯りが優しく雰囲気がいい。気が付くと消灯の時間を過ぎていました。
風は引き続きありますがタープのフラップは朝までもちそうなのでそのままに。蚊帳を取り付け床に入ります。
一晩明けて
翌朝起きると風はなく、山らしく下界はガスで見えませんでした。夜中に少し寒くて目が覚めたので、途中でインナーシーツを上にかけました。寝袋は結局使わずでしたが、やはり山の気候。下に敷いて寝ても良かったかもしれません。
起きて片付けしてると、チリンチリン鈴を付けたハイカーが何人も通りかかり、あらためてハイキングルートだと感じました。ここから頂上まで登って楽しむ人もいるので、低い山ですが、ちょっとしたベースキャンプ場です。
撤収は山を下るので少し楽でしたが、オートキャンプに慣れてしまうと荷物が多くなりがち。荷物を減らすのが課題となりました。
筑波高原キャンプ場について
筑波高原キャンプ場は1966年開設され、桜川市が運営するキャンプ場です。現在は5月から9月末まで利用できます。標高500mに位置しており、 ハイキングコース沿いにあるので、頂上までは一時間くらいだそうです。筑波山は低い山ですが結構険しい登山道です。
最近の管理キャンプ場と比べると不自由な点が多いですが、景色もよく本当の自然な環境でのキャンプ場。1人500円はなかなかありません。
バンガローもあるのですが、老朽化が進み、現在は使われてません。ただキャンプ場の改修が予定されており、モンベルが監修するようなので、今後どう変わるのか興味深いところです。
パーゴワークスのニンジャファイヤースタンドソロや今回のレビューは次回にて。
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