今回は、ふもとっぱらキャンプに向けて、寒冷仕様のマットと寝袋を追加することにしました。Therm-A-Restの最高峰のエアマットでR値 6.9 の「NeoAir Xtherm Max ラージ」と、フィンランド軍が使うCarinthiaの「Defense 4の Mサイズ(185cm)」の最強コンビをキャンプ場で試してみました。
Therm-A-Rest NeoAir Xtherm Max について
長年愛用しているサーマレストのエアマット。寒冷地対応で、軽量でかつR値が高いネオエアーXサーモマックスが欲しいのですが、サイズもラージサイズだと4万円以上とかなり高価。そこまでマットにお金を使えず見送り続けてきましたが、三月から値上げらしいく、これを機会に思い切って購入しました。
早速開封してみました。
さらに広げてみると収納袋、ポンプサックとリペアキットが巻き込まれています。このグレー面が 30D高強度ナイロンの表で、裏面は少しグリーンぽい色で、75Dのナイロン素材です。
第一印象は、やはり小さくて軽いです。今使ってる耐寒マットの「ベースキャンプ XL(R値6.0 76×196 1820g 厚さ5cm)」とは雲泥の差です。こちらも寝心地は良く、丈夫な作りで気に入ってますが、収納袋に入れるのがキツイのと、重くて場所を取るので、車じゃないと移動に苦労します。Winglock Valveですがポンプサックは付属してません。
Xtherm Maxですが、耐寒に関してはR値が6.9とクラス最高値。厚さは6.4cm。サイズが3種類あります。レギュラーが51×183 490g、レギュラーのワイドが64×183 610g、ラージが74×196 640g ですが、私の肩幅では51cmは狭すぎます。レギュラーワイドかラージかで迷いましたが、カリンシアのディフェンス4Lを考えると、寝袋がはみ出ると嫌なのでラージにしました。
Carinthia Defense 4 M
次にカリンシアの寝袋ですが、ディフェンス4の仕様は以下の通りです。
【Mサイズ185】
サイズ:
・使用時:縦約215cm×横83cm×足元57cm
・収納時:約25×45 cm (圧縮時):約25x 38 cm
適応身長:185cmまで
重さ:約1850g
【Lサイズ200】
サイズ:
・使用時:縦約230cm×横85cm×足元60cm
・収納時:約25×45 cm (圧縮時):約25x 38 cm
適応身長:190cmまで
重さ:約2000g
となってますが、実際に人が入ったサイズだと体型や着込み方により立体感がかわるので、長さはMは185、Lは200と考えた方がいいでしょう。
フィールドで使ってみた
今回は千葉にあるキャンプ場でテストしましたが、当日は暖かく、夜も最低気温は3-4度あったと思われるので、耐寒性能はあまり参考になりませんでした。
テントはワンティグリスのワンポールテント。明るいうちは焚き火を囲んでビールでのんびり。日が暮れて冷えてきたらテントに入り、ボモリーの薪ストーブを囲んで食べて飲んでで夜中までガヤガヤ。キャンプ場は貸し切り状態なので、気がつけば夜中の2時。寝る準備が面倒くさくなってきました。
そんな状態での寝床設置ですが、エアマットのポンプサックで何回も入れるが空気が上手く入ってない感じ(中に入らず外に漏れてた)。この日は温かいし、ストーブで温まってるから、寝袋だけでも大丈夫と思い、空気が足りず体の一部は沈んでる状態のまま就寝。正しく機能してませんでした。
カリンシアの寝袋は、Mサイズだと入ってしまえばピッタリサイズでしたが、頭までの長さがあと少し欲しい感じなので、215cmあるとは考えず、着込んで使うなら、185cmくらいとイメージしたほうが良さそうです。Lサイズだと単体では少し長いですが、ディフェンス1Mと重ねるなら Lサイズが良さそうです。夜中に起きた時、マットの空気が少なく体が沈んでる部分は冷えを感じましたが、下は綿のキャンプ用バンツに普通の靴下だけでしたし、明け方には暖かかったので、R2以上のマットがあれば、0度くらいまでなら快適に寝れそうです。
ネオエアーXサーモマックス と カリンシアディフェンス4の組み合わせですが、カリンシアがMであれば、XサーモのサイズはRWで良さそうでした。ロングは少し長い気がしました。
ポンプサックとWinglock Valve について
Xサーモマックスですが、今回はマットの下に敷くシートがなく、間違って裏表逆さで使ったため汚れてしまい、表面の泥汚れを拭くために、家で再度空気を入れて膨らませ、横たわってみました。やはり全く感覚が違い非常に快適。今回の問題はわかっていたものの Winglock Valve の間違った使い方が原因でした。ポンプサックも布なので空気が正しく入ってるのか、慣れないと判りにくく、明らかに空気が入り込まない場合は Winglock Valve のセットを確認したほうが早いでしょう。根元がOPENで黒バルブがCLOSE でした? 普通は根元CLOSEで黒バルブOPEN(ベースキャンプの場合)のはずだけど。
また収納ですが、キッチリ空気を抜かずとも楽に収納袋に入る驚きのサイズ。さすがサーマレストの最高峰。あとは氷点下でその真価がどれだけ発揮されるかです。
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