ポモリー T-BRICK用の追加サイドガラスパネルを数回使ってみましたが、薪ストーブのことも色々わかってきました。
T-BRICK のガラスパネルは、一枚増えたところで、重さは増えても収納には違いはありません。綺麗に収納できます、
しっかりしてるので、本来付属の二次燃焼パネルより、熱による反りや膨らみは少ないと思われますが、いずれにしても本体の歪みの影響は組立時に少なくとも感じます。
ガラスパネルの最大のメリットは、両側から火の明かり、揺らめきを楽しめる事だと思います。ワンポールテントの場合、二人だと両側からストーブを囲む感じになるので、薪や調整する人側がガラスとなり、反対側の人は明かりが見えなくなります(扉のガラス窓から見えるが)。ソロキャンプの場合は関係ありませんが。
最近の光量の高いLEDライトでテント内が明るい環境であれば、ストーブの明かりは関係なくなりますが、オイルランタンであったり、雰囲気を楽しむ薄暗いテント内に、暖かい明かりが広がる様子は最高です。
一方、薪ストーブ本来の目的は暖房機能にあるわけですから、暖かく、燃焼効率の高いよりクリーンな燃焼ガスを煙突に向けて出すことです。
ストーブの燃焼に関しては、使う薪、ストーブの材質、パーツ、場所、天候、勿論使い人のスキルにより違いますが、コンディションを考えながらシーンに合わせた使い方ができれば最高なんだと思います。
最近のキャンプ用薪ストーブの材質は、ステンレスかチタンが中心です。強度を考えるとチタンは薄く軽く作られてます。つまりステンレスに比べて材質の特性もありますが、板厚が薄いので蓄熱は悪く(すぐ放熱される)、火が弱まると再び燃え上がりにくい傾向にあります。薪ストーブはストーブ内部の温度が上がらないと薪は燃えません。 つまりステンレスに比べて多少反応がシビアなようで、ダンパーや吸気に対する反応も同様です。
またパーツによっても特性も異なります。例えば巻煙突と継煙突も薄さが違うので特性が違う気がしますが、今回はガラスパネルと二次燃焼パネルを考えてみます。
簡単に言って、二次燃焼パネルの方が燃え方が綺麗だった印象です。巻煙突との組み合わせでしたが、美しい熾火がたまり、ダンパーや吸気を絞って調整すると、ゆったりした炎で気持ちよく燃えてくれます。薪の持ちも非常に良かったです。
ガラスパネルだと、ダンパーを絞ると火が落ちそうになり、火が落ちると温度を上げるのに時間がかかるので、燃やし続ける事に気が取られました。また標高が高かったり、寒い日は巻が燃えにくく、薪を細くして本数を増やすなど工夫もありでしょうが、少しでも燃焼効率が上がる二次燃焼パネルを使った方が快適かもしれませんね。
勿論、何よりも先に、煙突とスパークアレスターを綺麗にしておく事が大前提です。といっても面倒で忘れてしまうのですが。
巻煙突は、毎回巻き取るときに内側の煤もある程度綺麗になるので掃除はさほど気になりません。パイプ煙突だと煙突内側の掃除をしないと煤やタールがたまり、スパークアレスターが詰まりやすい気がします。これは燃焼効率が悪いから煤やタールが溜まり、詰まるから不完全燃焼を起こし、悪循環となるわけです。
結論は、薪や天候の条件がよく、たまに雰囲気を味わいたいならガラスパネル。そうでなければ二次燃焼パネル。ソロキャンプなら間違いなく二次燃焼パネルを使います。
二次燃焼パネルを両サイド?(それならTI でと同じ事)来年はいよいよ二階建てにするか?
コメント