スクーターで行くソロキャンプなどを真剣に考えると、ストームクッカーのLは少し大きく、一回り小さなストームクッカーSを購入しました。
オリジナルのスタックを探し求めて
では開封です。大きさは違えど使い慣れたストームクッカーと同じ構成です。
ストームクッカーで一つ不満なのがフライパン。ノンスティック加工はいいが、浅すぎて炒めものが難しい。しかもSの18cmとなると、目玉焼きやステーキ焼いたり、動かさない料理に限られる。
実際に山登りなどでは、スノーピークのヤエンクッカー1500 だったり、ユニフレームの山フライパン(17cm)が深さがあり人気が高い。ただ残念だがストームクッカーとはサイズが合わない。
そんな中でもチタンにコーティングを施した、エバニューのUltra Light Pan #18 がサイズや形状的に合いそうで期待が膨らむ。
トランギア純正パーツのスタッキング
まずは、トランギア純正パーツからの組み合わせです。マルチディスクと蓋を組んでみます。
マルチディスクは湯切り、まな板、クッカーの蓋?など使い方はあるようですが、フライパン内側のコーティングのガードになります。
鍋蓋を入れると構造的に盛り上がります。
さらにマルチディスクを入れてフライパンを被せると、1.5cmくらい浮きます。留めるベルトはもう少しだけ余裕があります。
次に、中に入れるものです。定番はTrangiaのケトル0.6Lですが、湯沸かしはボトルを使うのでケトルは不要とします。本当はハーフパイントマグが欲しい。残念ながら、今は入手できないので、折りたたみタイプの300mlシェラカップをスタックしてみます。
COOK’N’ESCAPE チタン シェラカップ (左)とスケーターのアルミ シェラカップ(右)
折りたたみはヒンジがあるのでピッタリは無理ですが重ねて入ります。アルストとグリップも収納。
参考ですが、エコー商事のクックネットはサイズピッタリですが、マルチディスクの内側には入らない分少し浮きます。
アルストとの距離があるので小さなものには効率が悪いので不要とします。アルスト用のゴトクの方が効率いいでしょう。
エバニュー ウルトラライト フライパン #18
トランギアがアルミニウム製品中心に対して、エバニューはチタン製品が中心のメーカー。但し本製品はアルミにチタンプラズマコーティングされてるらしい。
まずはECA147の仕様から。
・超軽量で硬度の高い特殊アルミ板を使用し従来品より40%以上の軽量化
・内側は高耐久の焦げ付き防止技術であるプラズマコーティング加工
・底面はハニカム状の加工を施し熱伝導率が高い。
中も裏面もハニカムエンボスがくっきり。
サイズ:内径18cm×深さ5cm
容量:1200ml
質量:152g
素材:アルミニウム(チタンプラズマ加工)
韓国製
となっておりサイズも14cm 16cm 18cm と登山向き。
一方、ストームクッカーSのフライパンは
・上からみた内径180㎜ 外径186㎜
・底面の外径177㎜ 平面部分168㎜
・フライパンの高さ 29~30㎜
・重量 122g(蓋内側シール付き)
重量で比較するとエバニューが30g重いが、高さで2cm深く、折りたたみのハンドルが付いてる事を考慮すると納得できる。
パッケージをあけると、メッシュの袋がついてます。
裏表のコーティング加工を守るためでしょう。
家のコンロで使ってみました。新品のコーティングは良く油も激しくはじいてました。軽量でバックパックキャンプなどには最高ですが、自宅のコンロだと、調理する量が少ないと、フライパンが薄いため熱がダイレクトに伝わり、センサーも敏感に反応するので、手が離せず忙しかったです。
エバニューとストームクッカーはスタックできるのか
いよいよ重ねてみます。まずは下に重ねてみます。
サイズもパーフェクトでバランスもいいです。ただ、キレイに入ってる感じもしますが、ストラップなのか底は少し動くので、ストームクッカーのストラップを通す部分がフライパンの中に入るので、布か何か(フライパンのメッシュ袋で防げれば)傷つかないように保護するものが必要です。
次にフライパンとストームクッカーのパンを重ねてみます。
こちらもすっぽり。何となくフライパン同士の擦れ合いもなさそう。トランギアのフライパンは無くてもいいですが、クッカーの鍋蓋代わりや皿代わりにもなります。
フライパンにマルチディスクを入れてみます。
ほぼズレもなし。
中身を調整します。まず全てを入れた状態だと、入りますがストラップがギリギリです。
マルチディスクがキッチリ収まる状態じゃないと余裕がありません。
あれこれ試した結果、鍋蓋を入れるなら逆さまに入れる必要があります。
鍋蓋を収納するなら、アルコールストーブは入りますが、シェラカップがあるのでグリップハンドルが鍋蓋にあたります。
この状態で(蓋を取り出して)マルチディスクを閉じるか
袋があれば蓋を底に重ねることもありか?
もしくは、グリップハンドルを取り出します。
この状態で、鍋蓋を逆さまに入れてマルチディスクで蓋するかです。
いずれもストラップがなんとか締まり、スタックがスッキリ入り安定感があります。
アルストは2つあっても使い分けできるので、100均の三角ゴトクがあればさらに便利。
結論
エバニューのウルトラ ライト フライパンとトランギアのストームクッカーSは、シンデレラフィットといえるでしょう。今回は上に重ねるケースと下に重ねるケースを紹介しましたが、ビリーコッヘル2.5に入るかはどうでしょう。
コーティング部分は、どんなクッカーにしても擦れ防止がある方が安心。調理本番が楽しみです。
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